メバル強化月間 第?弾。
今年は2月あたりからイカナゴの気配がして
サビキでもずっと釣れ続いていた。
成長したイカナゴはだんだん中層から底に落ち
そうなれば メバルに爆釣スイッチが入る … はず。
一昨日は海峡周辺のメジャーポイントで
潮を追いかけサビキで3桁釣り。
今日は50Lや80Lの大型クーラーを持って行こうかと思ったが,
欲張りじいさんは昔から ろくなことがないようだし
前回同様40Lにしておこう。
土曜日は 船が多く 同じ攻め方をしても釣果は望めない。
今日はエサ(シラサ)釣りでいきます,ということなので,
それなりの心構えをしていかなければ。
サビキ釣りとエサ釣りとでは,同じポイントであっても攻める時間帯が異なる。
だから,サビキ釣りの攻め方をしているときにエサ釣りの仕掛けを落としても
潮が速すぎて釣りにならないことがあるし
エサ釣りの攻め方をしているときにサビキ仕掛けを落としても
潮が緩いと 掛かったとしても小型がちょこっと掛かる程度のことが多い。
サビキ釣りですか エサ釣りですか と聞かれることがあるが,
それを決めるのは船頭さんである。
最初の漁場に到着。
まだ潮が速いようで,メバルは浮いてきていない。
サビキをするなら,朝の潮が速い時間帯ですね という船頭さんのことばを聞いて
他の皆さんがエサ仕掛けを落とすなか,
船頭さんの許可をもらってサビキ仕掛けを落とす。
船頭さんの言葉通り 下針2本に食ってきた。
エサ釣りの方にもみなさん良型メバルをキャッチ。
流すごとに潮が緩んでメバルが徐々に浮いてきた。
エサ釣りの方々はポツポツとではあるが良型を揚げているが
案の定 サビキの私にはアタリが止まった。
魚探には中層浮いたメバルの影が…
磯まわりの濃い群れは小型が多いが
磯場を離れ この上に浮いたメバルこそがやる気満々の良型メバルであるのは分かっている。
サビキ釣りは いかにして最初の1匹(中・大型)を掛けるかが大切なポイント。
1匹掛かれば それが暴れることによってサビキのサバ皮が激しく揺れ
誘いになって次の1匹を呼ぶ。
2匹目の振動が3匹目を呼び … メバルの連鎖反応が起こり 鈴なりとなるわけである。
最初の1匹が小型であると 振動も弱く連鎖も起こりにくい。
だから最初の1匹を掛けられないようでは 隣が鈴なりであっても スカ流れとなってしまう。
中層に浮いた良型に口を使わすために以前から考えていた方法。
サビキ+エサ仕掛けのミックス モダン焼き?作戦。(笑)
サビキ6本枝の下にエサ針3本枝。
まず…下のエサ針にメバルを掛けて暴れさせ
次に…仕掛けを中層まで上げて浮いた良型を食わす作戦。
底周辺でエサに食わせて 上に持ってきてサビキで追い食い狙い。
作戦成功。
狙い通り 上のサビキ仕掛けに良型が食いついていた。
このパターンがまんまとはまって,流すごとに中〜大型 鈴なり。
スカ流れなく,アタリが続く。
エサ釣りの「食いの良さ」とサビキ釣りの「爆発力」のコラボ?
サビキだけだと潮がほとんど止まっているので
最初の1匹が掛からず スカ流れ多数だったはず。
この仕掛けに変えて1時間ほどで30〜40匹と荒稼ぎ。
中層の食い気あるメバルを狙うので,リリースサイズはほとんど掛からない。
メバル釣りの好条件として
1 海に自然のエサが流れている。
2 凪
3 適度な潮の流れ
4 少ない船
5 釣れるサビキ
6 適度な潮の濁り
7 晴天より曇天
今日は とりあえず1〜5までの好条件を満たしている。
あとは釣り人の執念?
淡路の漁師は土曜日で休みなのか
イカナゴ漁船団もいないし,撒き釣り漁師の船もない。
食いのイイ日は サイズも大きい。
サビキ釣りではなかなか釣れない30cmに近いサイズもよく混じる。
釣ったメバルは口からはイカナゴを吐いていた。
途中 2,3時間 食いの落ちた時間帯はあったものの,
午後から再び爆釣モード突入。
連で掛かってくるメバルが全部25cm以上なんてことも。
サビキ仕掛けの8つの針に25cm級が全部付いても 揚がってくるが
今日は揚げることができず,幹糸からブレイクしてしまうなんてことが2回もあった。
長い間メバル釣りやっているけど,こんな経験は初めてだ。
27〜30cmの大型メバルが全部の針に付いてしまうという 普段ではあり得ない状況に。
イケマにメバルを入れてもポチャンという音がしなくなった。
100匹ほど入ると メバルの上にメバルが落ちて ペチョ っという音になる。
結局 沖上がりの時間まで 爆釣モードは止まることなく
二日前とポイントも釣り方も変わっていたが,
2回連続の3桁釣り。
普段ならキープする20cmも迷わずリリース。
前回よりリリースサイズの基準を上げても 今日 リリースした数は20匹ほど。
前回以上に良型がそろい,
キープサイズだけで けっして小さくないクーラー(40L)が 今日も満タンに。
この状況はイカナゴが大量に流れた2006年と同じ。
あの年は3月20日ごろから2週間ほど大釣りが続いた。
海水温の上昇が例年より遅れているせいか
イカナゴも例年より小さめのようなので,次の大潮まわりくらいまでは
漁場や潮によってサビキで爆釣モードに突入するかも。
欲を言えば 海が澄みすぎているので,
春一番の南風が吹き 海を混ぜくり返してくれたら
濁りが入って メバルの食いも格段にアップし,今回以上の釣果になりそうな感じ。
本日の釣果 メバル 〜29cm 124匹 (リリース約20匹)